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メジャースカウトが大学No.1と評価する本格派。池田隆英(創価大)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

池田隆英 いけだ・たかひで
創価高→創価大
投手・右投右打・180センチ80キロ・1994年10月1日生(22歳)

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 最速151km/hのストレートに、カーブやカットボール、スライダーなどを織り交ぜた投球で、総合力の高さがうかがえるドラフト上位候補右腕。現在は今回のドラフトの目玉で高校から同期の田中正義に次ぐ2番手だが、創価高では池田がエースとしてプロ球団スカウトから高い注目を集めていた。
 だが高校3年の夏に右ヒザ前十字靭帯を断裂する大怪我を負い手術。大学入学後の1年間はリハビリに費やした。2年春から実戦復帰するも田中や安定感抜群の技巧派右腕・小松貴志(日本新薬)らに比べると登板機会は少なく、大学3年間は未勝利に終わった。

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「信頼されるための、決定的な何かが足りないんだと思います」
 雌伏の時を振り返り、そう語った池田。今季はその信頼を掴むべく、もがいてきた。1回戦は田中に譲ったものの春の開幕カードから2回戦の先発を任され、田中の故障離脱後は1回戦の先発を務めた。公式戦初勝利を含む3勝を挙げたものの、2敗を喫しリーグ優勝を逃す結果となった。
 本人は言い訳にはしなかったが、右足首に痛みがある中での登板でもあった。昨年8月頃から違和感を覚えていたというが、それが今春になると右足の親指に力が入らなくなるほど痛みだし、診断すると右足首に遊離軟骨ができていた。そこで、夏に除去手術を行い秋に間に合わせた。

 高校時代から下半身にケガが続いているからか、「下半身の力がまだ十分に伝わっていない」と某球団スカウトは語るが、その状態で150km/h前後の球を投じる素質は、極めて高いだろう。
 また、「もし体が万全ならば」という前置きをした上で「私は池田が大学ナンバーワン投手だと思います」とアストロズの大慈彌功スカウトが評すように、まだまだ眠っている能力は多くある。
 田中に対するライバル心も強く、ライバル関係は「同僚」という立場から変わっても続いていくだろう。多くの苦難を経験し、自信を掴むために鍛錬を続けてきた本格派右腕は、自らが持つ能力を最大限に発揮するべく、今日も汗を流している。

文・写真:高木遊

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