- プロ野球
2025.06.10 18:30
2025年5月度の「月間JERAセ・リーグAWARD」は阪神・森下翔太!月間5本塁打&21打点の勝負強い打撃でノミネート4回!
セントラル・リーグ公式表彰「月間JERAセ・リーグAWARD」の2025年2度目の月間大賞公開選考会が6月9日に実施され、森下翔太(阪神)が5月度の月間大賞に選出された。
■第3回セ・リーグ公式配信番組『JERAセ・リーグ レジェンドLIVE2025』はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=0eFQZxF6fw0
■「月間 JERA セ・リーグ AWARD」はこちら
https://cl-award.jp/
■月間4回のノミネートプレー
2023年に新設されたセ・リーグ公式表彰「月間JERAセ・リーグAWARD」。JERAセ・リーグ公式戦全375試合(セ・パ交流戦を除く)において、公式記録員が勝利に最も貢献した選手を試合毎にノミネート。月間単位でチーム別に集計を行い、最多回数の選手をチーム代表選手として各球団1名ずつの計6選手を選出する。そして月1回開催のセ・リーグ公式配信番組「JERAセ・リーグ レジェンドLIVE」にて公開選考会を実施し、高橋由伸氏(巨人)、鳥谷敬氏(阪神)、佐々木主浩氏(DeNA)、前田智徳氏(広島)、宮本慎也氏(ヤクルト)、川上憲伸氏(中日)の各球団のレジェンドOBたちが、独自かつ総合的な視点で議論・投票を行い、月間大賞選手1名を選出する。
そして今回、交流戦開始前の5月度の「月間JERAセ・リーグAWARD」の各球団のノミネート選手(カッコ内はノミネートプレー)は、巨人・吉川尚輝(5/1阪神戦:延長12回サヨナラタイムリー3塁打、5/16中日戦:8回逆転3ラン)、阪神・森下翔太(5/5巨人戦:本塁打含む4安打4打点、5/6巨人戦:本塁打含む2安打3打点、5/18広島戦:勝ち越しタイムリー、5/27DeNA戦:サヨナラ押し出し四球)、DeNA・ジャクソン(5/6中日戦:7回無失点、5/23広島戦:7回途中1失点、5/29阪神戦7回1失点で月間3勝目)、広島・モンテロ(5/13巨人戦:延長12回サヨナラタイムリー、5/16阪神戦:9回決勝タイムリー、5/20ヤクルト戦:勝ち越しタイムリー2塁打)、ヤクルト・宮本丈(5/17DeNA戦:代打勝ち越しタイムリー2塁打、5/27中日戦:8回裏決勝タイムリー2塁打)、中日・板山祐太郎(5/18巨人戦:代打逆転2ラン、5/31巨人戦:代打勝ち越しタイムリー3塁打)となった。
番組では、これらのノミネート選手たちの活躍をハイライト映像で振り返りながらレジェンドOBたちが評価。そして投票を前に、この日の議長を務めた佐々木氏は「心情的には代打の2人(ヤクルト・宮本、中日・板山)なんだけどね。代打で2つ(ノミネートを)取っているというのはすごいことだと思う」との意見も、ファン参加のチャット欄には「これは森下翔太様やろ」「ジャクソン一択やろ」のコメント。レジェンドOB陣も「どっちにしようか迷っています」(高橋氏)、「僕も2人ですね」(川上氏)、「(ノミネート)回数も大事」(高橋氏)、「印象も大事」(宮本氏)と普段以上に多くの意見が交わされた。
そしていよいよ投票実施。その結果、阪神・森下翔太に5票(佐々木、前田、宮本、高橋、鳥谷)が集まり(川上氏は吉川に投票)、5月の月間大賞が決まった。

【写真提供:共同通信社】
■「ここで逆転できたらというところでの活躍」
今季が大卒3年目の森下。東海大相模高から中央大を経て2022年のドラフト1位で阪神に入団すると、昨季はチームトップタイの16本塁打に打率.275、73打点をマークした。迎えた今季も勝負強さが光り、4月を打率.317、2本塁打、13打点で終えると、今回の「月間JERAセ・リーグAWARD」の対象となった5月は、打率こそ.235も、ノミネート回数4回の勝負強さで5本塁打&21打点をマークし、チームの首位浮上と月間貯金6に大きく貢献した。
この森下の5月の活躍に対して「(ノミネートプレーを)4回取っているのはすごいと思う」と佐々木氏。鳥谷氏も「ホームランもしっかり出ていますし、ここで逆転できたらというところでの活躍が非常に目立っている。素晴らしい」と評価した。ただ、阪神OBである鳥谷氏からは「でも最後にバットを投げるのはあんまり好きじゃないですね。(5/27DeNA戦でのサヨナラ四球の際に)ベンチにバットを投げていたんですけど、(バットは)商売道具なんで大事にしてもらいたいですし、相手に敬意を払うという意味でもやって欲しくない。これからチームを背負っていく選手なので、そういうところまで気配りしながらやってもらいたい」と期待を込めた“喝”も入れられた。
過去、2023年の「月間JERAセ・リーグAWARD」は、3・4月度が村上頌樹(阪神)、5月度が細川成也(中日)、6・7月度が森下暢仁(広島)、8月度が岡本和真(巨人)、9・10月度が佐藤輝明(阪神)となり、年間大賞には東克樹(DeNA)。そして2024年は、3・4月度はヤフーレ(ヤクルト)、5月度は小園海斗(広島)、6・7月度は髙橋宏斗(中日)、8月度は佐藤輝明(阪神)、9・10月度は戸郷翔征(巨人)が選出され、年間大賞は2年連続で東克樹(DeNA)が受賞した。今年の3・4月度は山﨑伊織(巨人)が選出されたが、今後は誰が、どのような活躍を見せてくれるのか。
月1回の公開選考会を行う「JERAセ・リーグ レジェンドLIVE」では、その他にもテーマに沿ったOBトークやファンからの質問コーナー、今後のペナントレース展望なども討論している。ノミネート情報はセ・リーグ6球団の公式Xや特設サイトにて発信され、次回は7月7日(月)、19時配信開始予定となっている。