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社会人野球

高卒3年目で社会人の名門を背負う150km右腕。谷岡 竜平(東芝)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

谷岡 竜平 たにおか・たっぺい
東芝
投手・右投右打・181センチ83キロ・1996年3月21日生(20歳)

 高卒3年目で社会人野球の名門・東芝の屋台骨を背負う最速150キロ右腕。入学後、捕手から投手に転じた成立学園高(東京)時代から本格派右腕としての素質は高く評価されていたが、東芝での3年間で順調にその素質を伸ばしてきた。鍛え上げた下半身を十二分に使い繰り出す重いストレートと、130キロ台のフォークを低めへしっかりと落とし空振りを奪う日本人離れした投球スタイルも魅力的である。

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 体力的ポテンシャルも高い。成立学園高では2年夏に早くも140キロ台に到達。東東京大会では計6試合で47回14失点に抑える力投を見せ、創部87年目で初の甲子園出場。甲子園でも東海大甲府と対戦し、1学年上のエース・神原友(現・東海大)と互角に渡り合い、渡辺諒(現・北海道日本ハム)などがいた強打線に対し、1失点に抑える好投を見せている。
 東芝でも1年目に150キロを計測するなど成長を続けた谷岡は、社会人2年目には都市対抗西関東二次予選の第一代表決定戦・三菱日立パワーシステムズ横浜を相手に完封勝利で大会MVP。そして都市対抗初戦となったJR四国戦では6回で被安打5・1失点に抑える力投で社会人全国大会初登板初勝利をあげた。
 そして3年目の今年も都市対抗初戦でJR九州相手に先発マウンドを踏み、0対1で敗れた中でも6回3分の1を7奪三振・1失点(自責0)。日本選手権関東予選でもドラフト候補選手がそろうJR東日本相手に2失点完投勝利。このように着々と実績を積んだ先にあるのは、スケールの大きな剛腕誕生である。

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