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春夏連続甲子園ベスト4に進んだ秀岳館の象徴。九鬼 隆平(秀岳館高)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

九鬼 隆平 くき・りゅうへい
秀岳館高
捕手・右投右打・181センチ82キロ・1998年9月5日生(18歳)
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春夏連続甲子園ベスト4に進んだ秀岳館(熊本)の象徴的存在。池田高(徳島)の捕手として1986年センバツ優勝、社会人野球・松下電器(現:パナソニック)でも長らくマスクをかぶった父・義典氏譲りのインサイドワークのよさに、二塁送球タイム1秒8台の強肩と50メートル走6秒0の俊足。侍ジャパンU-18代表でも4番を担った打撃でも高校通算26本塁打。走・攻・守の要素を全て備える現代野球の申し子的捕手である。

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 枚方香里フェニックス(軟式)でプレーした小学時代はNPB12球団ジュニアトーナメントで「オリックス・バファローズジュニア」に選出。中学時代は強豪・枚方ボーイズでは中心選手として、史上初の中学硬式野球5冠に輝いている。ただ、父・義典氏いわく「周りを引っ張る選手ではなかった」。内向的な性格が変わったのは秀岳館(熊本)に進んでからだった。
 体力面を鍛え上げつつ、松下電器監督、日本代表コーチも歴任した鍛治舎巧監督から駆け引きを学び、また練習後のミーティングで、振り返り、次の日へ向けての課題を表明。その積み重ねが九鬼のリーダ性を引き出すことになる。
 2年秋からレギュラーになると同時に主将・4番に座った九鬼は打率.511、4本塁打・23打点で九州大会優勝。13年ぶり2度目のセンバツ出場へチームをけん引すると、翌年センバツでは継投策を柱とするチーム戦術を体現する好リードでベスト4進出。打撃こそ16打数4安打に終わったが、強肩と共に聖地にインパクトを残した。
 3年夏の甲子園では16打数5安打。準決勝の北海戦で右前安打の後、外野手の後逸を見逃さず塁まで生還する力走する快足で観衆を沸かせ、第11回BFA U-18アジアU-18選手権大会では個性あふれる投手陣の持ち味を十二分に引き出し優勝に貢献。自身も最優秀守備賞を受賞した九鬼。アジアを制したクレバー捕手は、今度は世界を制す捕手になるべく、プロの世界でさらなる引き出しを作りにいく。

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