「時は来た！ドラフト指名を待つ男たち」

福田 周平　ふくだ・しゅうへい
NTT東日本
遊撃手・右投左打・169センチ69キロ・1992年8月8日生（24歳）

　50メートル走5秒8・遠投110メートルの左打バットマン。広陵高・明治大・NTT東日本とエリート街道を歩き、その全てのキャリアで俊足・巧打のリードオフマンとしてチームをけん引している。
　広陵では主将を務めた3年時に有原航平（現・北海道日本ハム）らと共に春夏連続甲子園出場。センバツではベスト4。福田自身も日大三・山﨑 福也（現・オリックス）、宮崎工・浜田智博（現・中日）といった左腕好投手から2安打ずつ放つなど打率.429・盗塁2の好成績を残している。

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　明大でも2年春に二塁手のレギュラーをつかむと打率.321でベストナインを受賞。3年春からは遊撃手・1番打者として2季連続でリーグの最多盗塁。同年秋は打率.362で自身2度目のベストナイン。3年春秋・4年秋は東京六大学リーグ制覇を成し遂げ、侍ジャパン大学代表にも名を連ねた。
さらにNTT東日本でも1年目からレギュラー。入社後は肉体改造に取り組んだことで体脂肪率は7％まで落ち、定評のあったバットコントロールにも力強さが加わった。
2年目で自身初出場となった都市対抗では1回戦の四国銀行戦で二塁打・三塁打・本塁打の3安打5打点。2回戦の三菱日立パワーシステムズ横浜戦でも3安打2打点1二塁打。11打数6安打7打点でチームの8強入りに貢献し大会優秀選手にも選ばれている。
　天性のスピード、豊富な経験に裏打ちされた技術に、現代野球に不可欠なパワーが備わった絶好のタイミングで大卒社会人ドラフト解禁年を迎えた福田。サイズを補う一段レベルの上がった「走攻守」でプロへの挑戦を期す。

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