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【戦評】11/9 日米野球第1戦 侍ジャパンが柳田のサヨナラ弾で劇的勝利!

 日米野球第1戦  日米野球第1戦の9回、逆転サヨナラ2ランを放ち、歓喜の日本ナインに迎えられる柳田(22)=9日、東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 「2018日米野球」の第1戦が9日、東京ドームで行われ、侍ジャパンが7対6でMLB選抜に劇的勝利。土壇場の9回裏に柳田悠岐(福岡ソフトバンク)が逆転サヨナラが2ランを放った。

 4年ぶりの開催となった日米野球。試合が動いたのは3回表。侍ジャパンの先発・岸孝之(東北楽天)がこの回の先頭・ロサリオに低めのチェンジアップをレフトスタンドに運ばれ先制を許す。しかしその裏、甲斐拓也(福岡ソフトバンク)、田中広輔(広島東洋)の連打でチャンスを作ると、2番・菊池涼介(広島東洋)の内野ゴロの間に1点を奪い同点に追いつく。だが流れが変わらず5回表に、2番手・成田翔(千葉ロッテ)が1番・サンタナに3ランを浴びリードを広げられる。嫌な展開となるが、その裏1死満塁で3番・秋山翔吾(埼玉西武)が高めのストレートを逆らわずにレフト方向へ打球を運ぶ、走者一掃のタイムリーツーベースを放ち、再び同点に追いついてみせた。流れが傾きかけたかに思われたが、が、6回表に3番手・岡田明丈(広島東洋)が5番・ソトに2ランホームランを浴びて三度リードされてしまう。

 6回以降、打線がチャンスを作れず、このまま試合終了かと思われた9回裏。代打・上林誠知(福岡ソフトバンク)がヒットで塁に出ると、2死2塁の場面で代打・會澤翼(広島東洋)がセンター前へタイムリーを放ち1点差に。そしてここまでノーヒットだった5番・柳田が相手の守護神イエーツの高めのストレートをセンターバックスクリーンへ運ぶサヨナラ弾。パ・リーグ首位打者が意地の一撃で稲葉ジャパンを勝利に導いた。