Baseball Gate

プロ野球

強肩に「IQ」備え、社会人で一気に飛躍 松本 直樹(西濃運輸)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

松本 直樹 まつもと・なおき
西濃運輸
捕手・右投右打・178センチ85キロ ・1993年10月17日生(24歳)

 香川県坂出市出身の強肩捕手。市立金山小時代に軟式・金山野球スポーツ少年団で野球を始めると、香川大学教育学部附属坂出中では軟式野球部捕手としてプレー。1時間程度しか練習時間がない進学校で効率的に研鑚を積むと、県内屈指の学力を要する丸亀高では1年秋から正捕手を獲得。2年春に県準優勝。3年夏も香川大会決勝まで駒を進めるも英明に0対8で敗れ、甲子園に出場することはできなかった。

 大学は東京六大学・立教大への道を選択。3年秋にリーグ戦初出場し、4年秋は7試合で先発マスクをかぶり、1学年下の澤田圭佑(オリックス)や田村伊知郎(西武)などをリードしたが、打撃では結果を残せず。結局、大学通算では20打数0安打とヒットを1本も打つことなく社会人の道へ進むこととなった。

 しかし、西濃運輸では一気に飛躍。1年目からレギュラーの座を獲得すると、昨夏の都市対抗では1回戦の大阪ガス戦で猛打賞。準々決勝のJR九州戦では8回にダメ押しの2ランホームランをレフトスタンドへ打ち込むなど、バッティングでも向上した姿を見せた。

 そして今季も都市対抗・東海二次予選の第六代表決定戦では6回に同点の2点適時打を放ち優秀選手賞を受賞。リード面では両サイドを広く使った配球で投手陣を引っ張るなど、チームの中心選手として活躍してきた。今夏の都市対抗では打撃こそ振るわなかったものの、正捕手として3試合にフル出場しチームの8強入りに貢献。1回戦の新日鐵住金鹿島戦では二盗を刺すなど、大会を通じて盗塁は1つも許さなかった。

 今年6月に開催された侍ジャパン社会人代表の第一次選考合宿では二塁へ矢のようなボールをベース上へコントロール良く投げる肩と強さと正確さも披露した松本。丸亀高OBとして1950年・近鉄入団の香川秀光氏以来、ドラフト導入以降初ともなる「IQプロ野球選手」誕生の瞬間は目前に迫っている。