５回、勝ち越しの３ランを放ち金子侑（２）とタッチする西武・秋山。捕手黒羽根＝メットライフドーム【写真提供:共同通信社】

　埼玉西武が9対2で北海道日本ハムに快勝を収めた。

　ウルフと上原の投げ合い。今カード2連勝の埼玉西武は2回に外崎の8号ソロで1点を先制すると、続く3回には秋山のタイムーで2点目。4回に北海道日本ハムが太田賢のタイムリー内野安打などで同点に追いついたが、埼玉西武は5回裏に炭谷、金子の連打で作った無死1、2塁のチャンスに、秋山が右中間へ18号3ランを放って勝ち越しに成功。さらに2死1、2塁から栗山が5号3ランを放ち、一挙6点を奪って大きくリードした。

　埼玉西武の先発・ウルフは、4回に同点とされた後に黒羽根の打球が右側頭部に当たるアクシデントがあったが、続く5回、6回と無失点に抑えて6回を9安打2失点で今季7勝目（2敗）。この勝利でウルフは来日通算50勝目を飾った。

　敗れた北海道日本ハムは、先発の上原が4回0/3を6安打4失点で降板すると、2番手の鍵谷も2回4安打4失点（自責1）。守備も乱れると、打線は相手の14安打に匹敵する計12安打を放ったが、繋がりを欠いてタイムリー1本のみの2得点。3連敗で借金24となった。