７回無失点で２勝目を挙げ、笑顔でナインを迎える西武・多和田＝メットライフドーム【写真提供:共同通信社】

　埼玉西武が4対0で北海道日本ハムに完封勝ち。同カードの4年ぶり勝ち越しを決めた。

　前日8得点を挙げた埼玉西武は、この日は初回にメヒアの16号2ランで2点を先制。３回には1死から秋山が3塁打を放つと、続く源田の犠牲フライ1点を追加して序盤で3点のリードを奪った。

　埼玉西武の先発・多和田は初回、2回と連続で背負った2死1、2塁のピンチを凌ぐと、3回から6回までは無安打に抑える力投を披露。7回まで投げて4安打9奪三振無失点の好投を演じると、源田のタイムリーでリードが4点に開いた後は、武隈、増田がともに1イニングを打者3人ずつで片づけて完封リレーを完成。多和田が7月10日に続く今季2勝目をマーク。この日の勝利で埼玉西武は今季の北海道日本ハム戦の成績を13勝2敗とし、早くも今季のカード勝ち越しを決めた。

　敗れた北海道日本ハムは、4年目の白村がプロ初先発のマウンドに上ったが、出鼻をくじかれる形で、4回3安打3失点で降板して負け投手。打線が1回、2回のチャンスを逸すると、3回以降は無安打に抑え込まれ、為す術がなかった。