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プロ野球

横浜DeNA対読売巨人、両軍投手陣が譲らずに延長12回引き分け…

DeNAと引き分け、タッチを交わす巨人ナイン=横浜【写真提供:共同通信社】


横浜DeNAと読売巨人の13回戦は、延長12回の末に3対3で引き分け。両チームともリリーフ陣の粘りの投球が光った。

 先発は今季4勝4敗、防御率3.34の井納と、同8勝2敗、リーグトップの防御率2.09を誇る田口。ふたりの投げ合いで3回までスコアレスで進んだ。試合が動いたのは4回表、先頭打者のマギーが安打で出塁すると、続く坂本がレフトスタンド中段まで運ぶ10号2ランで先制。2死から陽岱鋼が2塁打を放つと、亀井のタイムリーでこの回一挙3点のリードを奪った。

 追いかける展開となった横浜DeNAもすぐさま反撃に出る。4回裏、桑原の2塁打にロペスがライトフェンス直撃のタイムリーで1点を返すと、5回裏には四球と相手の失策で得た1死1、3塁の好機を倉本がタイムリーを放ってきっちりモノにした。さらに6回裏には、ロペスがレフト線を破って2塁打にすると、続く宮﨑が初球をレフトへ弾き返すタイムリーで同点に追いついた。

 終盤は両チームともに走者を出したものの、リリーフ陣が瀬戸際で踏ん張りを見せた。横浜DeNAは井納が6回で降板すると、7回表は砂田と加賀で1イニング。加賀はイニングまたぎとなった8回表に先頭打者のマギーに安打を浴びるも、村田を併殺打に仕留めた。9回以降はパットンから三上、田中と繋ぎ、最後は山崎康が12回表を抑えた。

 一方の読売巨人も田口が7回で降板。2番手の西村が8回裏のマウンドに上がると、先頭打者のロペスに安打を浴びながら宮﨑を併殺打で難を凌いだ。マシソンが9回裏から2イニングを投げると、カミネロも延長11回裏から2イニングに登板。12回裏は味方の失策で先頭打者の出塁を許すも、後続を抑えて引き分けに持ち込んだ。