BASEBALL GATE

プロ野球

救世主!?読売巨人のドラフト2位ルーキー・畠が初勝利!

プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にする巨人・畠=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 読売巨人の畠が19日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発し、8回途中2失点の好投でプロ初勝利をマーク。ドラフト2位ルーキーの畠は、プロ2試合目の登板での初勝利に「ケガをして、ここまで来るのが長かったが、初勝利できて嬉しい」と笑顔を見せた。

 プロ初登板となった6日の広島戦は4回4失点で勝ち負けがつかなかったが、この日は初回にいきなり4点の援護をもらった。「序盤に大量リードをもらえたので思い切っていけた」という畑は、初回に荒木に安打を許したが、2回から4回までは三者凡退に打ち取り、その後は連打を許さず完投、完封ペースの投球だった。しかし、8回に先頭から3連打を浴びて1失点したところで降板した。最終回には守護神のカミネロが打たれて1点差とされたが、「絶対抑えてくれると信じていた」という畠は、三振ゲッツーでゲームセットとなった瞬間、ベンチで満面の笑みを見せた。

 これで4カード連続勝ち越しとチームは好調だが、FA移籍の山口俊が不祥事で戦線離脱が濃厚になるなど、苦しい先発陣に遅れてきたルーキーが新風を起こしそうだ。