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プロ野球

8回打者12人で8得点の猛攻!広島東洋が終盤に大爆発!

阪神に快勝しタッチを交わす、勝ち越し打の新井(左から3人目)ら広島ナイン=甲子園【写真提供:共同通信社】


広島東洋が8回に一挙8得点の猛攻を見せ、14対3で阪神に大勝した。

 中盤までは1点を争う好ゲーム。2点を追う6回表、1死から菊池、丸の連打でチャンスを作ると4番・鈴木がライト前に適時打を放つ。さらに松山の四球で満塁とし、新井の犠牲フライで同点とすると、続く7回表に1死2塁から田中がセンター前に適時打を放ち勝ち越しに成功した。

 直後に同点とされた広島東洋だったが、8回表に打線が爆発。1死1塁から新井が右中間真っ二つの適時2塁打で再びリードを奪うと、安倍のタイムリー、さらに1死満塁から田中がライトへ走者一掃のタイムリー3塁打。この後、菊池の犠牲フライ、鈴木のタイムリーなどでも加点し、この回打者12人の猛攻で一挙8得点。9回にも3点を加えるなど終盤に打線がつながり、首位攻防戦を勝ち越した。

 阪神は2回、福留の安打と中谷の四球で走者をためると、1死2、3塁から糸原がライト前に2点タイムリーを放って先制に成功。先発したルーキーの小野は5回1死まで無安打無得点と好投したが、6回に3連打で1点を失うとリリーフ陣にマウンドを託す。何とかこの1点のリードを守りたいところだったが、3番手の桑原が1死満塁から同点の犠牲フライを打たれ、イニングを跨いだ7回に勝ち越しを許してしまう。直後に西岡の適時打で追いつくが、リリーフ陣が崩れて大敗した。