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プロ野球

陽&マギー弾!読売巨人のルーキー・畠がプロ初勝利!

プロ初勝利を挙げ、カミネロ(右)からウイニングボールを受け取る巨人・畠=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


読売巨人が6対5で中日に勝利。ドラフト2位ルーキーの畠がプロ初勝利を挙げた。

 中日の先発は今季3勝5敗、防御率4.84の大野。現在3連勝中と復調の気配を見せる竜の左腕エースに対し、読売巨人の打線が立ち上がりを捉えた。初回、1死からマギーの2塁打をきっかけに坂本の四球と村田の内野安打で満塁とすると、まずは阿部の犠牲フライで先制。なおも続く2死1、2塁の好機に、陽岱鋼が「阿部さんが犠牲フライを打ってくれたので、いい流れで気楽に打席に入ることができました」とライトスタンドに運ぶ3号3ランで幸先良く4点のリードを奪った。追加点はいずれもマギーのバットから。4回表に9号ソロを放ち、8回表にはこの試合5安打目となるタイムリー。終わってみればこの1点が決勝点となった。

 プロ2試合目の先発のマウンドに上がった畠は、安定感抜群の投球で6回まで2塁を踏ませなかった。7回裏にゲレーロの安打とビシエドの四球で1死1、2塁と走者を背負うも、続く藤井を見逃し三振。前日の試合で本塁打を打っている福田もショートゴロに打ち取ってみせた。8回裏に荒木の2点タイムリーを浴びて降板するも、7回1/3を7安打1四球2失点の堂々たる投球でプロ初勝利。畠は「前回はストライクが全然入っていなかったので、今回はストライクを取ろうと思って投げました。序盤に大量リードをしてくれたので思い切っていけました」と序盤の援護点が背中を押したことを明かしていた。

 一方、本拠地で痛いカード負け越しとなった中日は4位浮上ならず。4点差で迎えた9回裏に谷と堂上のタイムリーで1点差に迫るも、最後はゲレーロの三振併殺で試合終了。6回5失点で6敗目を喫した大野は「初回の4失点で雰囲気を重くしてしまいました…」とチームを劣勢に立たせた責任を感じていた。