ウイニングボールを手にナインと記念撮影するロッテ・有吉（中央）＝ＺＯＺＯマリン【写真提供:共同通信社】

　千葉ロッテのドラフト5位ルーキー有吉が18日のオリックス戦（ZOZOマリン）で記念すべきプロ初勝利をマークした。

　唐川の危険球退場から継投策に入り、両チーム無得点の5回から3番手として登板。先頭の中島を初球スライダーでサードゴロに仕留めると、T－岡田は145キロの内角ストレートでレフトフライ。安達にヒットを許したが、焦ることなく次打者の伊藤を144キロの低めのストレートでセンターフライに仕留めた。続く6回には先頭打者を味方エラーで出塁を許して犠打で1死2塁のピンチを背負ったが、吉田正、ロメロの中軸を相手にストレート勝負でねじ伏せた。その裏に味方打線が先制点を奪い、その後の救援陣も好投して初勝利を掴み取った。

　大学、社会人を経てドラフト5位で入団した26歳のオールドルーキー。開幕から1軍メンバーとして奮闘し、この日が31試合目の登板。ここまで4敗を喫するなどプロの洗礼を浴びて一時は5点台となった防御率も、この日の好投で3.21まで下がった。お立ち台では「最高です！」と語った後は、チームメイトに囲まれて満面の笑みを見せた。