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計29球!大谷今季初マウンドは158キロも2回途中4失点…

2回、押し出し四球でオリックスに先制を許し、唇をかむ日本ハム・大谷=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


北海道日本ハムの大谷が12日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で今季初登板。先発としてマウンドに上り、29球を投げて2安打3四球4失点で黒星を喫した。

 昨秋に痛めた右足首と今季開幕直後に負傷した左太もも裏の肉離れの影響で、昨年の日本シリーズ第1戦(マツダ)以来、約9カ月、263日ぶりのマウンド。オリックスの1番・小島に対し、いきなり155キロのストレートから入った。その小島には全球150キロ超のストレートで四球を与えるも、続く2番・駿太にはカウント0-2からの144キロフォークで空振り三振。さらに3番・吉田正を155キロの内角ストレートで詰まらせて併殺を奪って初回は無失点で切り抜けた。

 しかし2回、ロメロこそ146キロのフォークで空振り三振に仕留めたが、小谷野を四球で歩かせると、マレーロ、T-岡田に連打を許して1死満塁。ここで対峙した大城に対してスライダーが2球連続ボールになった後、ストレートも2球連続で外角に外れて押し出し四球。当初から30球の予定だったとのことで、ここでマウンドを降りた。

 その後、メンドーサが走者一掃の2塁打を打たれたため、1回1/3を2安打3四球4失点の成績で今季の初マウンドを終えた大谷は、「やろうとしたことは全然できなかったですね。出力を上げるという意味では問題なかったんですけど、制御することができませんでした。課題が残る内容でした。メンドーサにも申し訳ないことをしました」と反省の弁。それでもストレートの威力は抜群で、本人も「きょうの反省を次に生かせるよう、しっかり調整していきます」と前向き。後半戦での快進撃に期待したい。