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ヤフオクD、スコアボードのレイアウト変更へ SB松田「もっと熱い動画も」


27日、ソフトバンクはヤフオクドームでの秋季練習日程を終え、チームスタッフは秋季キャンプが行われる宮崎への荷物出しに追われた。10時の練習開始を前にグラウンドに集まった選手を待っていたのは、新しいレイアウトのスコアボードだ。

■来季から採用へ「まだ叩き台の段階」、データ充実&色使いシンプルに

 27日、ソフトバンクはヤフオクドームでの秋季練習日程を終え、チームスタッフは秋季キャンプが行われる宮崎への荷物出しに追われた。10時の練習開始を前にグラウンドに集まった選手を待っていたのは、新しいレイアウトのスコアボードだ。

 来季からの採用に向けて試験的に作られたスコアボードは、従来よりも横の表示面積を広げることで、文字も大きくなり、選手名の後には打率、HR数、打点が常時表示されるなど、データ面も充実。色使いもシンプルでずいぶんと見やすくなった印象を受ける。

 球団関係者が「まだ叩き台の段階。これから選手やスタッフ、関係者の意見を吸い上げていくので、細部はいろいろと変わっていくことになります」と語るように、この日も球団スタッフや報道関係者の間で様々な意見が飛び交った。来季までにはかなりの改良が加わる予定だ。

■松田は「イニングの合間にはもっと動きがほしい」

 札幌ドームや仙台のKoboスタ宮城のビジョンは、野球観戦を楽しむためのデータを積極的に取り入れているが、どこまでのデータが必要なのかはオペレーションの問題を含めて今後検討されていくことになりそうだ。

 前日からゲージでの打撃練習を行っている松田宣浩は、試作のスコアについて好印象を持ったようだ。

「打席に入っても気にならなかった。スコアとしてのデータはあれで十分でしょう。個人的には、あまり数字ばかりが並ぶとゴチャゴチャすると思う。プレー中は今の形でいいけど、イニングの合間にはもっと動きがほしいね。勝利の花火の前に流れる動画のような、熱い感じの動画をもっと流してほしい」

 このような選手の意見を取り入れ、さらに改良された新スコアボードのお目見えを期待しながら待つことにしよう。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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