１回、先制２ランを放った柳田（９）と二走明石（８）を迎える、ソフトバンクの工藤監督（中央）ら＝札幌ドーム【写真提供:共同通信社】

福岡ソフトバンクが5対2で北海道日本ハムに快勝。連勝を6に伸ばした。

　7月負けなしの福岡ソフトバンクは、この日も初回に柳田の自身3戦連発となる23号2ランで先制すると、3回にも柳田がセンター前タイムリーを放って試合の主導権を握る。先発の千賀も好投で応え、序盤3回を無失点の滑り出しを見せると、4回にソロ弾、6回にタイムリーを許したが、6回を7安打2失点、計6奪三振をマークした。

　打線は7回に高田のタイムリー、8回にデスパイネの21号ソロと効果的に得点を重ねて主導権を相手に渡すことなくゲームセット。千賀が今季7勝目（2敗）、サファテが27セーブ目。チームは6連勝で貯金を今季最多の26に伸ばして首位をガッチリとキープした。

　敗れた北海道日本ハムは、先発の井口が4回2/3を6安打3失点で降板。打線は中田をプロ初の1番打者として起用してテコ入れを図ったが、その中田が4打数無安打3三振と振るわず、チームとしてもレアードの19号ソロと田中賢のタイムリーで2点を返したのみ。5連敗となり、借金は04年の北海道移転後ワーストの18となった。