完封で８勝目を挙げた西武・菊池＝Ｋｏｂｏパーク宮城【写真提供:共同通信社】

両軍とも連勝で迎えた3連戦の初戦は、菊池の好投により埼玉西武が5対0で東北楽天に完封勝利を収めた。

　東北楽天の先発は辛島。3回表に2死1、3塁から、源田の盗塁を刺そうとした細川の悪送球により先制され、続く浅村にも適時2塁打を打たれるが、5回を終わって2失点と出来は悪くなかった。しかし続投した6回表に安打と四球で1死満塁のピンチを迎えると、外崎の適時打で1失点、ここでマウンドを久保に譲るが犠飛と適時打で失点は止まらず計5失点。梨田監督は6回表を「敵を楽にしてしまった」と振り返った。

　対する埼玉西武の先発・菊池が素晴らしい投球を見せた。初回の無死1、2塁のピンチを凌ぐと、2回以降は威力抜群のストレートで首位チームの打線をねじ伏せ、9回を5安打14奪三振の完封勝利。チームは4連勝で菊池は8勝目、東北楽天戦に限ればシーズンを跨いで6連勝を飾った。

　一方、自慢の打線が沈黙に終わった東北楽天は、2位福岡ソフトバンクが勝利したことで、4月以来の首位陥落となった。