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プロ野球

土壇場9回に計3発で大逆転!広島東洋が劇的勝利!

9回広島2死一、三塁、代打新井が中越えに逆転3ランを放つ=神宮【写真提供:共同通信社】


 首位・広島東洋が土壇場に大逆転。9対8で最下位の東京ヤクルトを下した。

 東京ヤクルトの先発は、今季2勝5敗、防御率3.86の原。対する広島東洋が6年目の左腕・戸田が今季初の先発マウンドへ。同学年の2人の立ち上がりに注目が集まる中、最初に相手先発を捉えたのは東京ヤクルト。1回裏に1死1塁の場面で3番・山田がインコース高めの直球をレフトスタンドへ12号2ランを放ち先制。その後、4回表に広島東洋の5番・松山の6号ソロを許して1点差に詰め寄られた東京ヤクルトだったが、その裏に6番・中村のタイムリーなどで2点を追加しリードを広げると、5回裏には山田と4番・バレンティンに連続タイムリーが生まれ、3点を加えて突き放しに成功した。

 しかし、5点リードで迎えた9回表だった。東京ヤクルトは、新守護神に任命された小川がマウンドへ。ここで広島東洋は、この回先頭で途中出場の9番・バティスタが6号ソロ、さらに1死後に2番・菊地の6号ソロで粘りを見せると、その後2死1塁まで追い詰められるが、5番・松山のこの日4本目のヒットがタイムリーとなって2点差に縮め、さらに2死1、3塁とチャンスを広げると、代打・新井が7号3ランをバックスクリーンへ運び、逆転勝利を呼び込んだ。

 まさかの敗戦となった東京ヤクルトは6連敗。最後を任された小川が6失点と大乱調で勝ち試合を逃してしまった。