プロ初勝利を挙げ、笑顔で辻監督（右）とポーズをとる西武・平井＝札幌ドーム【写真提供:共同通信社】

　埼玉西武が7対6で北海道日本ハムに勝利。打撃戦を制して3連勝を飾った。

　先発は北海道日本ハムが今季2勝6敗、防御率3.82のメンドーサ。対する埼玉西武は先月来日した新外国人のファイフ。両助っ人ともに初回は無失点で切り抜けたが、2回裏に北海道日本ハムが大野のタイムリーで1点を先制すると、埼玉西武も直後の3回表に秋山の2点タイムリーと源田の3号2ランで逆転。北海道日本ハムもその裏に1点を返すなど、序盤から激しい点の取り合いとなった。

　本拠地・札幌ドームで負けられない北海道日本ハムは、4回に松本の同点打、5回には石井一のタイムリー3塁打で勝ち越しに成功。だが埼玉西武が反撃し、6回表1死2、3塁から秋山が逆転タイムリーなどで3点を奪って再逆転。先発のファイフは3回1/3を6安打4失点（自責3）で降板したが、2番手のルーキー・平井が1回2/3を1安打1失点で凌いでプロ初勝利。大石、牧田、シュリッターと繋いだ後、守護神・増田が今季17セーブ目を挙げた。

　敗れた北海道日本ハムは、先発のメンドーサが5回1/3を8安打5失点で7敗目。途中出場の松本が3打数3安打と気を吐き、チーム全体としても10安打で計6点を奪ったが、中田、レアードの2人が無安打に終わるなど打線が繋がらずに勝ち切れなかった。2番手で登板した宮西が3敗目。チームは3連敗で借金16となった。