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読売巨人・田口が、チームに対広島東洋戦ようやくの2勝目を届ける!

広島―巨人 7勝目を挙げ、ファンの声援に応える巨人・田口=マツダ【写真提供:共同通信社】


 読売巨人の田口が4日の広島東洋戦(マツダ)で先発して7回4安打無失点の好投。自ら7勝目を挙げるとともに、チームの対広島東洋戦の連敗を7で止める勝ち星を届けた。

 初回、いきなり先頭の田中に2塁打を許し、犠打で1死3塁とされたが、「ランナーを背負ってから、いかに冷静になれるかっていうところもありましたし、とにかく長打警戒というところだったので、なんとか低めに意識して投げました」と3番・丸を空振り三振、続く4番・鈴木を投手ライナーに仕留めてピンチを切り抜けると、2回以降も低めにボールを集めて凡打の山を築き、7回まで4安打無失点の好投。自身今季3度目の完封も見えてきた中で8回表に攻撃で代打に送られ、7回92球で降板。「打ちたかったですけど」と本音も見せたが、代打の亀井がしっかりとタイムリーを放ち、高橋監督も「ポイントになったかなと思いますし、きっちり(亀井選手が)応えてくれたと思います」とニンマリ。田口も試合後のヒーローインタビューで笑顔を見せた。

 これでリーグトップタイの7勝目を挙げ、防御率2.08もリーグ単独トップ。チームは苦しい戦いが続いているが、その中で高卒4年目、坊主頭の21歳左腕がしっかりと結果を残している。