ソフトＢ―オリックス　オリックスに勝利し、お立ち台でポーズをとるソフトバンク・石川（左）と松田＝ヤフオクドーム【写真提供：共同通信社】

　福岡ソフトバンクが4対0でオリックスに完封勝ち。両リーグ最速の50勝一番乗りを決めた。

　この日から福岡ソフトバンクは「鷹の祭典」専用ユニを着用しての試合。2回裏、その福岡ソフトバンクが4番・デスパイネが四球で出塁すると、1死後に中村のライト前ヒットで1、3塁。ここで上林がファールで粘り、9球目を強打すると打球はセンターへ。これがファンス手前の大きな犠牲フライとなって1点を先制。続く3回裏には、ヒットで出た今宮とデスパイネを塁に置いて、松田がライトのホームランテラスへ3ラン。リードを4点に広げる貴重な一打となった。

　投げては先発の石川が7回1死までノーヒットピッチング。小谷野に初ヒットを許した後、ロメロに四球を与えて初めて得点圏に走者を背負ったが、T-岡田、中島を打ち取って無失点。石川は7回を被安打1、四球2でマウンドを降りたが3勝目。8回は岩嵜、9回はモイネロが締めて完封リレーを成立させた。

　敗れたオリックスは、打線が沈黙し、7回の小谷野、8回のマレーロの単打2本のみ。先発の西は、8回144球を投げ切り、4回以降はヒット2本に抑えて意地を見せたが、チームの連勝は3でストップ。楽天が千葉ロッテに勝利したため、福岡ソフトバンクの首位浮上はならず、－0.5差の2位のままとなった。