日本ハム―西武　亡くなった森慎二氏のユニホームを手に、ファンの声援に応える西武・野上＝東京ドーム【写真提供：共同通信社】

　埼玉西武が4対1で北海道日本ハムに逃げ切り勝ちを収めた。

　前日15安打11得点を奪った埼玉西武打線が、この日も初回から爆発。1回表2死2塁から4番・中村が2日連発となる18号2ランをレフトスタンドへ放り込むと、続く2回には6番・メヒアが7試合ぶりの14号ソロ、さらに3回には秋山の2塁打、源田の送りバントで1死3塁のチャンスを作り、浅村がしっかりとタイムリーを放ち、序盤に4点リードを奪った。

　4回以降は追加点を奪えなかったが、先発の野上が6回を2安打1失点の好投を展開すると、7回を牧田、8回をシュリッターと繋ぎ、最後は増田が3人で締めて、野上が5勝目、増田が16セーブ目を挙げた。

　対する北海道日本ハムは3回に新外国人のドレイクが来日初安打を放ち、4回には西川の本盗で1点を返したが、先発の加藤が4回2/3を8安打4失点で降板すると、2試合連続で「5番・DH」でスタメン出場した大谷が3打数無安打に終わるなど、打線が計4安打のみに抑え込まれた。これでチームは4年ぶりの借金15となった。