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ハム栗山監督、同点弾の中田大絶賛「これが4番。翔が普通になればこうなる」


中田は1点を追う6回先頭、岡田のスライダーを狙い打ちし、左翼席へ1号ソロ。チャンスを今シリーズ16打席目で生まれた一発で試合を振り出しに戻し、序盤に拙攻が続いていた打線に火を付けた。

■逆転で2連勝飾った日本ハム、栗山監督は同点ソロの中田に「主役の仕事」

 中田は1点を追う6回先頭、岡田のスライダーを狙い打ちし、左翼席へ1号ソロ。チャンスを今シリーズ16打席目で生まれた一発で試合を振り出しに戻し、序盤に拙攻が続いていた打線に火を付けた。

「大きいね。なかなか突破口を開けなかった。嫌な空気を消し去る本塁打。ああいうのが4番であり、主役の仕事。本当に良かった」

 8回1死では四球を選んで、2死一塁からのレアードの決勝2号2ランを演出。前夜は1点差の8回に一時逆転2点二塁打を放っており、2試合連続で価値のある打撃を見せた。12年の監督就任以降、不動の4番に据える27歳の活躍に、どこまでも上機嫌だった。

■9回に美技見せた岡も絶賛、「人間離れしていた」

 2点リードの9回には岡大海外野手が好守を見せた。1死から代打・小窪の放った打球は右翼ポール付近へ。体をフェンスにぶつけながらも好捕してピンチの芽を摘んだ。栗山監督は、これにも賛辞を贈った。

「人間離れしていた。人間じゃなかったんだって。素晴らしかったですね。どうやって捕ったんだ、という捕り方をしていた」

 チームは2連敗から本拠地・札幌ドームに戻って2連勝。2勝2敗のタイとして第6戦以降が行われる“広島行き”を決めた。

「これである意味開き直れる。3連戦をどちらが勝ち越すか。(北海道に)雪が降る時期まで真剣勝負が出来るのは本当に幸せ。チームが勝つために何が出来るか。こちらは選手達に思い切ってやってもらうだけ」

 10年ぶりの日本一へ、栗山監督が熱い思いでチームを前進させていく。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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