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“あと一人”からカミネロが痛恨の被弾!読売巨人が自力V消滅…

巨人―DeNA  9回、DeNAに逆転を許し、肩を落としてベンチに戻る巨人・カミネロ=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 守護神・カミネロが1日の横浜DeNA戦(東京ドーム)の9回表2死から逆転満塁本塁打を許し、読売巨人の自力Vが消滅した。

 まさかの一発だった。その前の回に村田の逆転タイムリーで4対2とした読売巨人。9回裏のマウンドに今季0勝2敗15セーブ、防御率1.61のカミネロがマウンドに上ると、先頭の宮﨑にヒットを許した後、戸柱、石川を連続三振に仕留めて2アウト。勝利まで“あと一人”とした。

 しかし、代打・乙坂にライト線への2塁打を許すと、続く倉本への初球スライダーがひっかかって死球で満塁となると、桑原への初球、145キロのストレートを捉えられ、レフトポール際のスタンドへ飛び込む逆転グランドスラムを浴びた。

 これで3連敗となった読売巨人は、首位・広島が勝ったために今季72試合目にして自力優勝の可能性が消滅。「巨人はこれで自力Vが消滅。試合後の高橋由伸監督は「(カミネロが打たれたが)チームとして最後を任せているのは当然の形。明日勝てば状況は変わるわけですから」と必死に前を向いたが、ショックの大きい敗戦となった。

新守護神・カミネロが抱える投手としての危険性