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プロ野球

両軍28安打&4時間26分の激戦!福岡ソフトバンクが首位攻防戦第2ラウンドを制す!

6回、本塁打を放ち工藤監督(左)とタッチするソフトバンク・今宮=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】


首位攻防戦の第2戦は福岡ソフトバンクが10対9で勝利。乱打戦を制し再び0.5ゲーム差とした。

 この日の先発は、東北楽天・美馬、福岡ソフトバンク・千賀。球界を代表する両投手によるロースコアの試合展開が予想されたが、意外にも序盤から点の取り合いになった。

 まずは1回表の福岡ソフトバンクが今宮、柳田の連打、デスパイネの適時打などで2点を先制するが、東北楽天は3回裏、ペゲーロの適時2塁打で同点に追い付き、さらにウィーラーの16号2ランで一挙逆転に成功する。

 そして迎えた長い長い5回。まず福岡ソフトバンクは無死1、3塁の好機から、川崎の内野ゴロにより3塁走者・甲斐が三本間に挟まれるが、これが守備のミスでオールセーフ。1点を返したのを皮切りに、今宮の2点タイムリーで逆転、さらにはデスパイネの満塁弾も飛び出し、打者一巡の猛攻で5点差を付けた。

 だがその裏。福岡ソフトバンクは先発千賀に代えてモイネロを登板させるがこれが大誤算。2つの失策と四球で1死満塁のピンチを招いて降板すると、3番手・岡本は押し出し四球とアマダーの適時打で2失点。さらに4番手・五十嵐が嶋の適時打と三好の犠飛で2失点して、1点差まで詰め寄られた。

 後半に入っても両軍ほとんどの回に走者を出したが、結果的には6回表の今宮のソロ本塁打が決勝弾。7回裏に東北楽天はアマダーの一発で再び1点差とするが反撃もそこまで。試合時間4時間26分、両軍合わせて28安打を記録した乱打戦は、ブルペンの投手をほとんど注ぎ込む変則的な継投となった福岡ソフトバンクが辛勝し、首位を賭けた明日の第3戦に臨むことになった。