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プロ野球

中日が「新・勝利の方程式」で逃げ切り!

阪神に勝利し、タッチを交わす大島(8)ら中日ナイン=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


中日が1対0で阪神に完封勝ち。先発・ジョーダンから又吉、岩瀬、田島と繋ぐ「新・勝利の方程式」で逃げ切った。

 中日の先発はチームトップタイの4勝を挙げているジョーダン。対する阪神は今季0勝3敗、防御率5.33の小野。ジョーダンが4回まで毎回走者を出しながらも粘りの投球で要所を凌ぐと、小野は3回までパーフェクト投球。5回までスコアレスで進んだこの試合、好機をモノにしたのは中日だった。

 6回裏、1死から四球で出塁した京田が盗塁を決める間に相手の送球ミスを突いて3塁に。2死となって打席に向かったのは大島。「つまったけどいい所に飛んでくれました。ジョーダンが頑張って投げていたので先に点を取れて良かったです」と3塁線を破るタイムリー2塁打で先制した。

 この日の得点はこの1点のみ。中日は、ジョーダンが7回2死1、2塁としたところで降板すると、このピンチは2番手の又吉が代打・糸原を2球でセカンドゴロに打ち取った。8回表はベテランの岩瀬が1番打者から始まる攻撃を3者凡退で退け、最終回は守護神・田島が2試合連続で締めくくり20セーブ目が付いた。

 5勝目を挙げたジョーダンは「今日は初回から飛ばしていったよ。相手も非常にいいピッチングをしていたので先に点を与えないようにと考えていた。なんとか粘り強く投げることは出来たけど、フォアボールやボークなど反省しなくてはいけないことがたくさんある。優勝を目指してやっているので、これからもいいピッチングが出来るように頑張っていきたい」とさらなる高みを意識していた。

 一方、阪神は今季ワーストの6連敗に。打線が散発の2安打と沈黙し、中盤の5回以降は7回を除く4イニングで3者凡退と反撃の糸口すら作れなかった。