日本ハム―楽天 　１１回、勝ち越し本塁打を放ったウィーラー（４０）を迎える楽天・松井裕＝札幌ドーム【写真提供:共同通信社】

　東北楽天が延長戦の末に2対1で北海道日本ハムを下した。

　リーグ戦再開初戦を落とした首位の東北楽天は、初回に2番・ペゲーロの16号ソロで幸先良く1点を先制。しかし、北海道日本ハムもその裏に、大田、松本の連打から西川の遊ゴロ併殺打の間に同点に追いついた。

　その後は東北楽天・美馬、北海道日本ハム・有原の両先発が好投。美馬は走者を背負いながらも粘りのピッチングを展開すると、有原は4回から3イニング連続で三者凡退に抑え、試合は1対1のまま7回終了。8回からは両チームともに継投に入り、試合はそのまま延長戦に突入した。

　そして迎えた延長11回表、北海道日本ハムの6番手・玉井に対し、この回先頭のウィーラーが2球目のストレートを捉えてバックスクリーンへと飛び込む14号ソロ。この一発が決勝弾となった。

　東北楽天は、3番手で2イニングを1安打無失点に抑えた松井裕が今季3勝目。11回裏を3人で抑えた福山は今季初セーブを挙げた。