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プロ野球

今季初の2発!悩める主砲・中田が反撃の狼煙!

日本ハム―楽天 7回日本ハム1死一塁、中田がこの試合2本目となる2ランを中越えに放つ=札幌ドーム【写真提供=共同通信社】

 北海道日本ハムの中田翔が23日の東北楽天戦(札幌ドーム)の4回に先制の9号2ランを放つと、7回にもダメ押しの10号2ラン。今季初の1試合2本塁打で計4打点の活躍で勝利に導いた。

 侍ジャパンの主砲としてWBCを戦った後に迎えた今季は、開幕から低打率に悩み、自身の故障離脱もあって4月を終えた段階で打率.170、1本塁打、4打点だった中田。その後は徐々に調子を上げるも、6月2日からの7試合で30打数3安打と苦しみ、6月10日には栗山体制で初めて4番から外れた。それでも交流戦最後の6試合で3本塁打と再び調子を上げると、この日は2本のアーチ。1本目は安楽智大、2本目は戸村健次から放ち、お立ち台の上で「久々の感触で、本当に気持ち良かったです」と笑みを交えながら振り返った。

 この日は東映フライヤーズ時代の復刻ユニフォームに身を包んだ「レジェンドシリーズ」であると同時に、ゲームスポンサーの中古自動車買い取り業「ティーバイティーガレージ」が用意したランボルギーニ・ウラカンの1年間オーナー権をゲット。やはり、この男が気を吐いてこそのファイターズ。チームとともに、自身の4番としての巻き返しを告げる2発だった。