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プロ野球

東北楽天・藤平が高卒ルーキー一番乗りでプロデビュー!5回2失点で次回に期待!

東北楽天のドラフト1位ルーキー・藤平尚真が16日の阪神戦(甲子園)でプロ初登板初先発。5回を5安打2失点でマウンドを降りた。

阪神戦に先発した楽天・藤平=甲子園【写真提供:共同通信社】


昨夏、横浜高のエースとして甲子園を沸かせた男が、約1年ぶりに聖地・甲子園へと帰還。初回、先頭の糸原健人にいきなり2塁打を浴びたが、後続をしっかりと抑えて無失点。続く2回に1死から鳥谷敬に内野安打を許した後に原口文仁に2ランを許したが、3回以降は走者を許しながらも要所を抑え、5回84球を投げて5安打2四死球で2失点。味方打線の援護を欠いて黒星を喫したが、次回登板へ期待を抱かせる1軍初登板となった。

中学時代から日本代表に選ばれるなど期待を集め、高校時代は寺島成輝(履正社→東京ヤクルト)、高橋昂也(花咲徳栄→広島東洋)とともに「高校BIG3」、さらに夏の甲子園優勝投手の今井達也(作新学院→埼玉西武)を加えた「BIG4」として注目された。ドラフト時の完成度では他の3人に劣るという評価だった藤平だが、プロ入り後は順調に2軍で調整を続け、イースタン・リーグで11試合に登板して1勝2敗、防御率3.35と安定した投球を披露してプロデビューのチャンスを手にした。

5回2失点のプロデビューに首脳陣の評価も上々。打者21人と対戦して三振0という課題も残ったが、同期のライバルに先んじて踏み出したプロへの第一歩には、大きな手応えがあったはずだ。