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SB明石、右肩炎症は完治「この1か月がとても大事」 秋季キャンプも参加へ


25日、ソフトバンクは前日に引き続きヤフオクドームで軽めの練習を行った。工藤公康監督は、初日の24日に「この4日間は体慣らししてもらって、宮崎(秋季キャンプ)から本格的にやってもらう」と語っていたが、その中で最後までトレーニングで汗を流していたのが明石健志だ。

■検査で「炎症は完全に消えていました」、キャンプで「出遅れないように体を作り直す」

 25日、ソフトバンクは前日に引き続きヤフオクドームで軽めの練習を行った。工藤公康監督は、初日の24日に「この4日間は体慣らししてもらって、宮崎(秋季キャンプ)から本格的にやってもらう」と語っていたが、その中で最後までトレーニングで汗を流していたのが明石健志だ。

 明石は、春から右肩の炎症に苦しみ、3月28日に登録を抹消されてから約4か月のリハビリを強いられた。その後も右肩の炎症を引きずっていたが、「昨日病院で診てもらったら炎症は完全に消えていました」と語り、この全体練習を経て宮崎での秋季キャンプにも参加することを明言した。

「ボクにとってはこの1か月がとても大事。リハビリの間もトレーニングができなかったので、宮崎では自分の体を作り直すことが一番の目標になります。春に出遅れないように、自分の体が悲鳴あげるくらい鍛えようと思っています」

■「一人だと妥協してしまう」

 工藤監督も秋季キャンプについては「3週間くらいしかないので筋力アップや強い体を作るためのトレーニングが中心になる」と語っているだけに、明石にとっては来季への大きな土台作りの場となりそうだ。

「福岡でもトレーニングはできるけど、一人だと妥協してしまうし、ちゃんとコンディショニングコーチが見てくれるキャンプの方がいい。それに、ある程度投げないと肩がゆるくなってしまうタイプなので、キャッチボールの相手がいないと困るんで」

 故郷・北海道で今シーズンの戦いを終え、ほんの数日の休みを経て20日に帰福。21日にはチームメイトよりひと足早く始動した。来シーズン、本格的な巻き返しを図るための「大事な1か月」は、その日からすでに始まっている。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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