日本ハムの有原航平投手が25日、広島との日本シリーズ第3戦（札幌ドーム）で先発する。

■広島とは交流戦で対戦、「低め低めを意識して」

　日本ハムの有原航平投手が25日、広島との日本シリーズ第3戦（札幌ドーム）で先発する。

　今季は22試合登板、11勝9敗、防御率2.94。ポストシーズンでは14日のソフトバンクとのCSファイナルステージ第3戦（札幌ドーム）で7回5安打1失点に抑え、日本シリーズ進出へ王手をかける投球を見せた。

　広島とは交流戦中の6月7日に旭川スタルヒン球場で対戦。7回9安打2失点で3敗目を喫している。この時は田中広輔に4号ソロを含む4打数3安打、菊池涼介に4打数2安打と1、2番に打ち込まれていた。

「クリーンアップは一発のある打者。その前に走者を出さないのが大事になる。1人1人、気を付けて投げたい。低め低めを意識して。長打はすぐに点につながってしまうので、なるべく粘って投げたいと思います」

■黒田と最初で最後の投げ合い、「見て学べるものもたくさんある」

　広島先発は黒田博樹。日米通算203勝を挙げている右腕は今季限りでの現役引退を表明している。最初で最後の投げ合いとなる。

「こういう機会に投げられるのはすごく光栄です。試合なので自分の出来る投球をして、なんとか結果を残したい気持ちはあります。（黒田は）強気にインコースを投げていた印象がある。見て学べるものもたくさんある。いろいろと感じながら投げたい」

　チームは第1戦を大谷翔平、第2戦を増井浩俊で落として、まさかの2連敗スタート。25日から札幌ドームに戻っての戦いとなる。

「1日休みを挟んで、仕切り直しになる。また気合を入れて投げたいと思います」

　シリーズの流れは完全に広島ペース。栗山監督から主戦投手と期待される右腕で勢いを取り戻したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文　text by Full-Count