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プロ野球

バルデス好投で3勝目!中日が連敗を3で止める!

7回1失点で3勝目を挙げた中日・バルデス=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


中日が4対1で埼玉西武に勝利。バルデスが7回2安打1失点と好投して連敗を3で止めた。

 埼玉西武は先発の佐野が、1回2死から大島に四球を与えたところで下半身に痛みを訴えて緊急降板。代わってマウンドに上がったガルセスを中日打線が攻め立て、2回裏に平田、藤井の連打から1死2、3塁として木下拓が犠牲フライと相手の暴投で2点を先制。さらに4回1死1、2塁の好機に木下拓が放った打球が1塁ベースを直撃するタイムリー2塁打となってリードを広げた。

 中日の先発は、オールスターの中間発表で先発投手部門の2位の票数を得ているバルデス。防御率2.44の数字を残しながら同2勝4敗と勝ち星が伸び悩む背景に味方の援護がない傾向にあったが、この試合は序盤に3点の援護を受けると4回まで無安打投球を展開。5回表に先頭打者・中村に与えた四球と外崎に許した初安打などで1死2、3塁のピンチを招き、炭谷に犠牲フライを浴びて1点を失うも、後続の愛斗を空振り三振に仕留めて最少失点で凌いだ。バルデスは7回を投げ切り、2番手・岩瀬が8回表を3者凡退に抑えると、直後の8回裏に武山の今季初安打となるタイムリーでダメ押し。9回を締めくくった田島に17セーブ目がついた。

 今季3勝目を挙げたバルデスは「全球種でストライクを取ることができたので、7回まで1点で抑えることができた。(埼玉西武の打線は)本当に力のあるバッターが多いチームなので、低めに投げるということに集中したことが良かった」と好投の要因を明かしていた。

 一方、敗れた埼玉西武は緊急登板のガルセスが2イニング目に捕まり追う展開を強いられた。打線も散発2安打と沈黙し、計6イニングで3者凡退に倒れるなど反撃の形も作れなかった。