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立教大が59年ぶりV。長嶋茂雄氏「プロ野球で観るような打球」とMVP大東孝輔を称賛【全日本大学野球選手権】

★59年ぶりの歓喜

観戦に訪れたOBの長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督が見守る前で立教大が歓喜の瞬間を迎えた。

試合は初回から動いた。国際武道大が磯網栄登内野手(2年・東海大相模)のタイムリーで1点を先制するが、その裏に5番・山根佑太外野手(4年・浦和学院)の2点タイムリーで逆転に成功すると、続く大東孝輔内野手(4年・長良)が初球をレフトスタンドに運ぶ3ランを放ち、一挙5得点を奪って試合の主導権を握った。

その後も立教大は手塚周投手(2年・福島)から5回途中に後を継いだ中川颯投手(1年・桐光学園)が相手に流れを渡すことなく無失点で繋いで9対2と快勝。59年ぶり4度目の優勝に輝いた。

★長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督コメント

「初回の大東くんのホームランが大きかったですね。学生野球ではあまり観られないような、プロ野球で観るような打球でした。中川くんもコースに上手く投げ分けていました。胴上げを観られて嬉しかったです。監督・選手一体となってますます良い方向に向かっていって欲しいです」


★決勝・国際武道大vs立教大

国際武道大 101000000=2
立教大 50000121X=9
【武】●伊藤将、林、青野、国本、高橋、平川—筒井、小田
【立】手塚、◯中川−藤野
本塁打:立教大・大東《1回3ラン》

文・写真=高木遊