オリックス―楽天　プロ野球記録の６試合連続２桁奪三振に並び、指で「１０」の数字をつくる楽天・則本＝ほっともっと神戸【写真提供:共同通信社】

　首位の東北楽天が4対1でオリックスに快勝。先発の則本が1991年に近鉄時代の野茂英雄が記録した6試合連続2ケタ奪三振のプロ野球タイ記録に並んだ。

　先制したのはオリックス。1回裏に四球の西野が2塁に進んでT－岡田のタイムリーで1点を奪った。しかし東北楽天は4回表にウィーラー、アマダーの連打で無死1、3塁として銀次の内野ゴロの間に1点を奪って同点とすると、続く5回表にも2死からペゲーロ、ウィーラーの連打でチャンスを作ると、アマダーが、オリックスの先発・ディクソンからレフト前にタイムリーを放って勝ち越しに成功。6回にも2死からアウトから作ったチャンスで茂木のタイムリーで追加点を挙げて試合を決めた。

　投げては、5試合連続2ケタ奪三振と好調を維持する則本が、この日も6回まで毎回奪三振での計7奪三振をマーク。7回は三振なしに終わったが、続く8回に駿太、西野、中島と3者連続での空振り三振を奪って10奪三振に到達。「初回に1点失ったあと、なんとか粘れました。2ケタ奪三振に関しては、チームの勝利が優先なのであまり意識しませんでした。我慢して使ってくださる首脳陣に感謝ですね。あと、味方打線の力強い援護にも感謝しないといけません！」と則本。8回5安打1失点でのリーグトップの6勝目に日本タイ記録を添えて見せた。

　対するオリックスは、初回に1点を先制しながらも、2回以降は打線が沈黙。先発のディクソンは5回2/3を9安打4失点で3敗目。投打に浮上のキッカケを見つけることができずに泥沼の7連敗となった。