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慶大が10対0で東大を圧倒!森田晃介が6回零封&正木智也が3安打4打点!【9/22 秋季東京六大学野球 2回戦
慶應義塾大学 vs東京大学】

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慶大が10対0で東大に圧勝。2018年春以来3季ぶりの優勝へ向けて順調なスタートを切った。
 前日は立ち上がりに硬さが見えた慶大ナインだったが、この日は試合開始直後から相手を圧倒した。初回、5番・正木智也(2年・慶應)のタイムリーで2点を先制すると、2回表には1番で起用された下山悠介(1年・慶應)のタイムリー2塁打で1点を追加。序盤で3点をリードすると、4回表には福井章吾(2年・大阪桐蔭)がライトポール際へソロ本塁打で加点。

5回表、この日2本目のタイムリーを放った慶大・正木。計3安打4打点の活躍を見せた

 そして5回表には、柳町達(4年・慶應)に正木、小原和樹(4年・盛岡三)のタイムリー3本に下山の犠牲フライを加え、打者11人の猛攻で一挙6得点。5回までに2ケタ10得点を奪って早々に試合を決めた。

5回表、慶大が下山の犠牲フライでこの日10得点目のホームイン

 マウンド上では、大久保秀昭監督が「ずっと調子がいい」と評価する森田晃介(2年・慶應)が好投を続け、6回を4安打無失点。今春からの肉体改造で体重約7キロ増に成功したという2年生右腕は、「力強い球を投げられるようになった。150キロも出せると思う」と笑み。打っては、森田の高校時代からの同級生である正木が3安打4打点と活躍し、「2人で慶應を盛り上げていけるようにしたい」と胸を張った。

慶大の先発・森田晃は6回4安打無失点で昨秋の東大戦以来となるリーグ戦2勝目を挙げた

 敗れた東大は、先発の坂口友洋(4年・日比谷)が3回3失点で降板した後、3番手で前日先発したエース・小林大成(4年・横浜翠嵐)が連投のマウンドに上ったが、5回に集中打を浴びて為す術なし。2017年秋からのチームの連敗は36となった。

3番手でリリーフ登板して連投となった東大・小林大は5回8安打6失点と苦しいピッチングだった

■慶應義塾大vs東京大2回戦
慶應義塾大 210 160 000=10
東京大   000 000 000=0
【慶】○森田晃、増居、高橋亮-郡司、福井
【東】●坂口、宮本、小林大-松岡、大音
本塁打:慶應義塾大・福井《4回ソロ》

◎慶應義塾大・大久保秀昭監督
「(先発の森田晃は)この夏の8月からずっと調子がいい。一番と言っていいぐらい。今日も150キロぐらい出すんじゃないかなと思ったし、(交代せずに)あのまま投げていたらそのままゼロで行ったんじゃないかなと思う。今日は坂口を早めに攻略したくて打順を少し変えた。狙い通りにしてくれたし、みんなが自分の役割を理解して実行してくれた。次からは最後のミス(9回に1エラーとワイルドピッチ2つ)みたいなのは許されないし、厳しい戦いの中で負けないようにやりたいと思います」

◎慶應義塾大・森田晃介(2年・慶應)
「序盤に点を取ってくれたのでリズムよく投げられた。今日はカットボールが140キロちょっと出ていた。ストレートも150キロを出せるようにしたい。しっかりと自分のピッチングをすれば出せると思う。なかなかシーズンを通しての活躍ができていない。優勝するためには2戦目がカギになるので、しっかりと投げきれるようにしたい。また抑えられるように頑張りたい」

◎慶應義塾大・正木智也(2年・慶應)
「(先制タイムリーの場面は)森田が久しぶりの先発だったので、先制点を取りたいと思っていた。4年生はこの秋が最後になるので、自分のバッティングで勝利に貢献できるようにしたい。(3安打4打点に)リーグ戦が始まる前はなかなか調子が上がらなかったんですが、昨日1本出て、気持ちが楽になった。いいスタートが切れたので、現状維持ではなくて、もっと調子を上げていきたい。次の立教戦も連勝して勝ち点を取れるようにしたい」