オリックス―楽天　３回楽天１死、ウィーラーが左越えに２打席連続本塁打を放つ＝京セラドーム【写真提供:共同通信社】

　金子を攻略した東北楽天が10対6でオリックスに勝利した。

　先発は金子と辛島。今季ここまで5勝1敗、防御率1.90の好成績を残してきたエースの金子だったが、この日は乱調。東北楽天が1回表にウィーラーの7号ソロでいきなり1点を先制すると、3回にも再びウィーラーが2打席連続本塁打を放って2点目。直後に同点に追い付かれるものの、5回にペゲーロの3ランと、岡島豪郎の満塁からの走者一掃の3塁打で金子をKOして試合を決めた。

　東北楽天の先発・辛島は、走者を出しながらも7回を6安打2失点にまとめて今季5勝目をマーク。打線は7回にも4安打を集めて2点を追加し、最終的に16安打で10得点。敵地でのカード初戦を勝利して貯金を今季最多タイの16に戻した。

　それにしても深刻なのはオリックス。3回に川端の2点タイムリー2塁打で一度は同点に追い付いたものの、頼みのエース・金子が捕まって4回2/3を11安打8失点と炎上しては勝ち目なし。8回に東北楽天の2番手・入野から、駿太のタイムリー3塁打、T－岡田のソロアーチなどで3点を返すも、7回に喫した2失点が響いて試合の大勢は変わることはなかった。これでオリックスは6連敗。5月に入ってわずかに3勝と、暗いトンネルの出口はいっこうに見えてこない。