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プロ野球

菅野が7回零封でプロ通算50勝目!正妻・小林が決勝打!

阪神―巨人 6勝目を挙げ、ファンの声援に応える巨人・菅野=甲子園【写真提供:共同通信社】


 甲子園を舞台にした白熱の投手戦は、読売巨人が1対0で阪神との接戦を制してカードの頭を取った。

阪神・秋山、読売巨人・菅野の投げ合い。試合は6回まで0対0のまま進んだ。迎えた7回表、読売巨人は2死から石川が右中間への2塁打で出塁すると7番・中井が敬遠気味に歩いて1、2塁。このチャンスに小林がライト線へ適時2塁打を放ち1点を先制。試合の均衡を破った。

 援護をもらった菅野はその裏、無死1塁から正面に転がったバントを処理すると、捕手の小林は1塁を指示していたが、2塁へ送球。これが悪送球となり、無死1、2塁としてしまう。自らのミスでピンチを広げたが、そこから阪神の上位打線を三者連続三振に仕留める圧巻のピッチングで無失点。終盤の勝負所で最高のピッチングを見せると、8回はマシソン、9回はカミネロとつないで逃げ切りに成功。菅野は今季6勝目でプロ通算50勝目を挙げた。

 阪神は初回1死2塁、3回1死2、3塁でクリーンアップに打順がまわったが糸井、福留のバットから快音は聞かれず。6回まで3安打無失点に抑えていた先発・秋山が7回に適時打を浴びると、その裏に作った無死1、2塁のチャンスも逃し得点ならず。9回裏も先頭打者を四球で出しながらも無得点。中盤まではやや押し気味に試合を進めていたが、好投した秋山を援護出来なかった。