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プロ野球

ルーキー田中がプロ1号V弾!東北楽天が延長12回の投手戦を制す!

ロッテ―楽天 プロ初本塁打でロッテに競り勝ち、スタンドの声援に応える楽天・田中=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 延長戦の末、東北楽天が2対0で千葉ロッテに勝利した。

 前日連敗を8で止めた千葉ロッテは二木、対する首位・東北楽天は美馬が先発。ともに要所を締めるピッチングで5回までゼロ行進。その間、目立ったのは東北楽天の拙攻ぶり。2回表1死から銀次、今江、岡島が3連打を放ったが、盗塁死が響いて無得点に終わると、5回表には岡島のヒットから無死1、2塁の好機も、岡島が捕手からのけん制でアウトとなって無得点に終わった。

 千葉ロッテは、先発の二木が7回6安打8奪三振無失点の好投を見せて降板した後、8回を大谷、9回を内が締めて無失点。対する東北楽天は、先発の美馬が9回まで一人で投げ切り、3安打無失点。7回から9回までの3イニングの間に7奪三振を記録して計10奪三振の快投を見せた。

 試合は0対0のまま延長戦に突入すると、迎えた12回表、東北楽天が2死から代打・アマダーが四球で出塁すると、この日「9番・ライト」でプロ初のスタメン出場を果たしていた新人・田中がレフトへプロ1号の2ラン。その裏を松井裕がしっかりと締め、福山が2勝目、松井裕は16セーブ目。敗れた千葉ロッテは投手陣の奮闘実らず、両リーグ最速の30敗目を喫した。