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プロ野球

ビシエド劇的弾!中日が延長サヨナラ勝ち!

中日―広島  10回、広島・ジャクソン(左奥)からサヨナラ2ランを放ち、本塁へ向かう中日・ビシエド=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 中日が5対3で広島東洋にサヨナラ勝利。4番の劇的な一発で延長戦を制した。
 広島東洋の先発は今季4勝1敗、防御率3.56の岡田。対する中日は小笠原が今季2度目の先発のマウンドに上がった。先制したのは中日。2回裏、2死1、3塁の好機に松井雅がライトへタイムリーを放つと、4回裏、2死2塁の場面でふたたび松井雅がレフトへタイムリーを放ち2点のリードを奪う。

 しかし、広島東洋もすぐさま反撃に転じる。5回表、2死から田中の2塁打で得点圏に進むと、菊池がレフトへタイムリー2塁打。続く6回表には2死2、3塁の好機で石原がしぶとくライト前に弾き返すタイムリーで同点に追いついた。

 中日は直後の6回裏にゲレーロの8号ソロで勝ち越すも、守護神・田島が大誤算。9回表、土壇場の2死から2つの四死球でピンチを招くと、菊池にこの試合2本目となるタイムリーを浴びて試合は振り出しに戻った。

 試合は延長に突入すると、竜党を沸かせるドラマが待っていたのは10回裏。2死1塁で打席に回ったのは、この試合で4打数無安打のビシエド。「準備はしていた。ストライクゾーンの打てる球にうまく反応ができた」と、ジャクソンの投じた初球のスライダーを捉えた打球は左中間スタンドへ突き刺す7号2ランに。「4打席ダメでも、最後に一番いいことが待っていると信じていた」と、試合後は笑顔をこぼしていた。