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大学野球

継投で反撃かわした亜細亜大! 近森雄太の3ランが試合を決定づける【東都大学野球】

亜細亜大vs國學院大2回戦

國學院大 000111010=4
亜細亜大 20140000X=7
【國】●小玉、山岡、宮内―横井、川野辺
【亜】比嘉(健)山城、○中村(稔)―佐久本
本塁打:國學院大・諸見里(匠)《4回ソロ》、亜細亜大・近森《4回3ラン》

ダメ押しとなる3ランを放った近森(亜細亜大)

継投で反撃かわした亜細亜大! 近森雄太の3ランが試合を決定づける

 序盤から主導権を握った亜細亜大が7対4で勝利。
 初回、1死二、三塁から頓宮裕真内野手(3年・岡山理大附)の2点タイムリーで先制し、3回には四球で出したランナーを三塁に置き、高橋優外野手(3年・神戸国際大附)がセンター前へ運び3点目。1点を返された4回には1死から連続四球でチャンスを広げると、代打・上田隼也外野手(3年・高知)のタイムリー二塁打で4点目。続く近森雄太外野手(4年・崇徳)がライトスタンドへ飛び込む3ランを放ち7-1とリードを広げた。
 初めての先発マウンドを託された比嘉健一朗投手(4年・沖縄尚学)は4回途中1失点で降板するも、山城大智投手(3年・沖縄尚学)、中村稔弥投手(3年・長崎清峰)の継投で逃げ切った。

「主将である以上、塁に出て勢いをつけよう」と諸見里(國學院大)が振り抜いた打球はレフトスタンドに飛び込む本塁打に

 優勝の可能性を残す國學院大は、小玉和樹投手(2年・佼成学園)が2イニングス連続で先頭打者を四球で出塁させ、2回途中2失点で降板。初戦に先発した山岡就也投手(3年・広島新庄)が救援するも制球に苦しみ、近森に3ランを浴びて交代。3番手の宮内崇匡投手(4年・土浦日大)は無失点と好投し、打線は途中出場の川野辺将也捕手(4年・前橋商)、戸張駿内野手(2年・平塚学園)がタイムリーを放つなど、ほぼ毎回となる11安打を放つも4得点とつながりを欠いた。
「持てる力をすべて出し切った戦いでした。ただ、ものにできることをできず、我慢するところでできなかった。(優勝の)可能性がある限り前に進むしかないです」と試合後の鳥山泰孝監督は語った。
優勝には3回戦に勝利し、勝ち点を挙げることが大前提になる。その第3回戦は23日(火)の第一試合に行われる。

◎國學院大・諸見里匠主将(4年・沖縄尚学)
「自分たちは昨秋の最終戦で亜細亜大に0-10と負けたところから始まりました。リーグ戦では亜細亜大に負けないようにとやってきたので、亜細亜から勝ち点を取って終わりたいです」

文・写真:山田沙希子