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プロ野球

秋山7年ぶり完投勝利!首位・阪神が完勝!

阪神―中日 7年ぶりの完投勝利を挙げ、喜ぶ阪神・秋山=甲子園【写真提供:共同通信社】


 貯金10で首位に立つ阪神と借金10からの巻き返しを図りたい中日の一戦は、8対1で阪神が勝利した。

 阪神は初回、2死2、3塁のチャンスを作ると中谷がレフトスタンドへ本塁打を放ち3点を先制。直前の大飛球はレフトポール際へのファールとなったが「みんなが繋いでくれて先制のチャンスの打席でしたし、大きな当たりのファールの後に、より一層集中して打つ事ができました。打った瞬間感触もよかったですし、何より先制することができて良かったです」と打ち直しで見事にスタンドインさせた。5回には2死満塁から糸原がレフト線へ走者一掃のタイムリー2塁打を放ち3点を追加。セーフティリードを奪うと、6回には糸井にも一発が飛び出し、大量8得点を奪った。

 大きな援護点をもらった先発・秋山は、走者を出しながらも低めにボールを集めて9回6安打12奪三振1失点で、今季チームで初めて9イニングを投げ抜いて3勝目。秋山にとっては、新人時代の2010年9月12日の東京ヤクルト戦(甲子園)以来7年ぶり2度目の完投勝利となった。

 一方、中日先発の鈴木は、変化球がよく決まり順調な立ち上がりに見えたが、味方の失策もありピンチを背負うと初回に被弾。打線は5回に荒木のタイムリーで1点を返したが、2回以降失点はなかったものの球数がかさんでいた鈴木が、5回2死から連続四球を与えたところで降板。2番手・アラウホも3点適時2塁打と2点本塁打を浴び、悪い流れを変えられなかった。