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ハム栗山監督が広島&広島ファンに敬意「今年は広島の年。ぶつかるのみ」


日本ハムの栗山英樹監督が21日、22日からの日本シリーズで対戦する広島について、「今年のプロ野球は広島の年。強いカープに対して、裸になってぶつかるのみ」に敬意を表した。

■いよいよ日本S、「強いカープに裸になって泥だらけになってぶつかるのみ」

 日本ハムの栗山英樹監督が21日、22日からの日本シリーズで対戦する広島について、「今年のプロ野球は広島の年。強いカープに対して、裸になってぶつかるのみ」に敬意を表した。

 自身4年ぶりの日本シリーズ。9月28日のリーグ優勝決定時は「4年前の忘れ物を取りに行く」と意気込みを示していた。それでも大一番を迎える前日、リーグトップのチーム打率.272、チーム防御率3.20を誇り、2位・巨人に17.5ゲーム差をつけてリーグを制したセ・リーグ王者へ敬意を払うように言った。

「楽しみです。責任を感じてますけど、シーズンを取ることが出来て、CS、日本シリーズへはただ、ひたすらプレッシャーの塊のような感じだった。日本シリーズまで来れば正々堂々と。今年のプロ野球は広島の年。その強いカープに対して、裸になって泥だらけになって、ぶつかるのみ。勝ち負けより精いっぱいが問われる日本シリーズだと思っている」

 22、23日の第1、2戦はマツダスタジアムで開催。360度、広島ファンで埋め尽くされたアウェーでの中で行われる。栗山監督は熱狂的なカープファンに対して感謝の言葉を並べた。

■第3戦で対戦予定の黒田に「みんなが目指さないといけない選手」

「今年のプロ野球は、カープファンの皆さんには本当にプロ野球を応援してもらって。広島地区の視聴率を見ていると、とても感謝している。本当に野球を愛している皆さん。もちろんカープへの大応援だと思いますけど、こちらが一生懸命やれば、その姿勢に対してはカープファンも認めてくれると思っています。今年は真っ赤な球場でやらないといけない。プロ野球は時代を映す鏡。何とか試合を取れるように精いっぱいやっていきます」

 今季限りで現役引退する黒田博樹投手への思いも同じだ。日米通算203勝を挙げたベテラン右腕とは、札幌ドームに舞台をうつす25日の第3戦で対戦することが予定されている。

「正直な印象としては我々は最後に間に合った。米国で取材をさせてもらいましたけど、本当にマインドを持った、みんなが目指さないといけない選手。僕は年上ですけど、本当に尊敬しています。そういう選手に向かっていけるのは若い選手には宝物になる。精いっぱいぶつかっていきます」

 カープへの感謝を胸に秘め、栗山監督は熱い思いで10年ぶりの日本一を目指していく。

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