ＤｅＮＡ―阪神 　ＤｅＮＡに勝利し、喜ぶ（左から）阪神・糸井、福留、中谷＝横浜【写真提供:共同通信社】

　阪神が4対2で横浜DeNAに競り勝ち、2連勝で貯金を10とした。
　
　阪神は先発の藤浪が1回裏に2点を奪われるスタートとなったが、直後の2回表に原口の2塁打で出塁すると、鳥谷がタイムリー2塁打を放って1点差。さらに相手のワイルドピッチで3塁に進んだ後に北條の犠牲フライですぐさま同点に追い付いた。
　
　3回以降は両チームの投手陣が踏ん張って投手戦となったが、2対2で迎えた9回表に阪神が大和のヒット、糸井の四球で無死1、2塁とすると、福留がライトへ勝ち越しのタイムリーヒット。さらに代打で登場したルーキー・糸原もセンター前タイムリーを放って試合を決めた。
　
　先発の藤浪は勝ち星こそ付かなかったが、7回5安打2失点（自責1）と試合を作って勝利に貢献。2番手のマテオが今季3勝目、9回裏を3人で抑えたドリスが15セーブ目を挙げた。
　
　敗れた横浜DeNAは、先発の今永が6回5安打2失点と役目を果たし、7回以降は山﨑、三上、パットンと繋いだが、4番手のパットンが誤算。打線は初回に桑原の四球、梶谷のヒットの後、ロペスが2点タイムリーを放って先手を奪ったが、2回以降は3安打で無得点。勝率5割復帰を果たしたのも束の間、雨天中止を挟んでの2連敗で借金2となった。