ビシエド起死回生弾！中日が土壇場の逆転勝ちで連敗ストップ！【写真提供:共同通信社】

　中日が土壇場の9回に試合をひっくり返し、4対3で東京ヤクルトを下した。
　
　松山を舞台に、今季3勝2敗、防御率2.14の小川と今季2勝0敗、防御率2.02の又吉という好調右腕同士の投げ合いで始まった一戦。2回裏に東京ヤクルトが、雄平のヒットから2死2、3塁のチャンスを作って、大引のタイムリーで2点を先制。対する中日も3回にゲレーロの今季7号ソロで1点を返し、1点差で序盤3回が終了する。
　
　その後は両先発が対照的な内容もともに好投。小川が6回まで1安打1失点に抑えると、又吉は6回まで10安打を許しながらも2失点と踏ん張った。中日は7回から継投に入ったが、その矢先に東京ヤクルトが7回1死2、3塁からビシエドのフィルダースチョイスの形で貴重な追加点。小川が8回まで投げて3安打7奪三振1失点に抑えた後、9回から守護神・秋吉を投入して万全の態勢で勝利を目前とした。

　しかし、その秋吉が誤算。京田、亀澤に連打を許すと、1死1、3塁からビシエドにレフトスタンドへ3ランを浴びた。土壇場で逆転に成功した中日は、アラウホが今季初勝利、田島が8セーブ目。連敗を2で止めた。

　敗れた東京ヤクルトは、秋吉が今季2敗目。ただ、計13残塁の打線にも原因があり、小川の勝ちを消す形となった。