BASEBALL GATE

プロ野球

エルドレッド2発!広島東洋が勝利して今季の読売巨人戦6勝1敗!

広島―巨人  8回、この試合2本目の本塁打となる3ランを放ち、ナインとタッチする広島・エルドレッド=マツダ【写真提供:共同通信社】


 地元に帰って投打がかみ合った広島東洋が巨人に11対2で勝利した。遠征での6試合を1勝5敗と負け越し、首位の座から転落した広島東洋だが、マツダスタジアムでは6連勝となり、巨人との対戦成績を6勝1敗とした。
 
 先制したのは広島。マイコラスの立ち上がりを攻め、田中、菊池の連続安打から鈴木、松山のタイムリーで3点を先制した。3回にはエルドレッドが、今季マツダスタジアムでは初本塁打となるソロ本塁打で1点を追加し、試合の主導権を握った。
 
 巨人は3回まで、広島先発の岡田の前にノーヒットに抑えられたが、4回に阿部の2ランで2点を返した。しかし、6回に無死2塁のチャンスで無得点に終わると、その裏に田中の犠牲フライで1点を奪われ、8回にはエルドレッドの3ランなどで一挙6点のビッグイニングとなり、試合が決まった。「遠征では負けが込んだが、広島に帰るとポジティブな気持ちになれる」というエルドレッドは、10本塁打、29打点で打撃2部門のトップに立った。
 
 12日の試合が雨天中止となり、両先発ともスライド登板となったが、影響が感じられたのはマイコラスの方だった。マウンドでもしばしば苛立ちを隠せない仕草を見せたマイコラスは、敵地での自身連勝が10で止まった。