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プロ野球

3年目佐野が先発初勝利!埼玉西武が勝率5割復帰!

オリックス―西武  5回1失点で今季初勝利を挙げた西武・佐野=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武が8対2でオリックスに快勝。勝率5割復帰を果たした。

 オリックスにとって誤算だったのは先発のコークの出来だった。2回にメヒアに一発を浴びると、3回のバント処理をミスした後に首の左側に違和感を訴え、マウンドを降りた。すると、その後に急遽登板した山崎が押し出しのフォアボールを与えてしまうなど、ベンチの計算は大きく狂ってしまった。さらに山崎は続く4回に木村に一発を許すと、3番手以降の大山、小林、ヘルメンも失点を重ね、試合の流れは完全にワンサイドとなった。

 後手を踏んだオリックス打線は、埼玉西武の先発・佐野を攻略できず、4回に中島のタイムリーで1点を返すのが精一杯。6回には武隈から代打・縞田がタイムリーを放つも、試合の流れは変わらず。計11安打を放つも2点止まり。埼玉西武の先発・佐野が5回1失点の好投を見せ、今季初登板でプロ2勝目、先発として自身プロ初勝利となる白星をマークした。

 敗れたオリックスは、コークが今季3敗目。埼玉西武が勝率5割復帰を果たす一方で、投打に精彩を欠いたオリックスは、オーダー変更も奏功せず、2軍から引き上げた投手も総崩れで5連敗。「ここからやり直しです。また明日からですね」と福良監督。5月2日時点で8あった貯金を2週間足らずですべて使い果たしてしまった。