楽天―ロッテ 　１回、先制３ランを放ちナインに迎えられる楽天・ウィーラー＝Ｋｏｂｏパーク宮城【写真提供:共同通信社】

　首位を走る東北楽天が4対1で千葉ロッテに快勝。貯金を今季最多の14とした。
　
　高卒6年目の23歳・釜田と大卒1年目ルーキーの22歳・佐々木の投げ合い。試合は序盤から動き、東北楽天が1回裏に茂木の四球、島内のヒットなどで1死2、3塁とすると、4番・ウィーラーがレフトへ先制の3号3ラン。しかし直後の2回表に千葉ロッテもこの回先頭の清田がバックスクリーンへ2号ソロアーチを叩き込んで1点を返した。
　
　“次の1点”が大事になった展開で4回表、東北楽天のアマダーが自身2試合連発となる4号ソロを放って貴重な追加点。先発の釜田佳直は走者を背負いながらも丁寧に投げ続けて5回5安打1失点の好投。6回から福山、森原、ハーマン、松井裕という鉄壁の継投を見せ、釜田が今季2勝目、松井裕が14セーブ目を挙げた。
　
　敗れた千葉ロッテは、プロ4試合目の先発となった佐々木が4安打3失点でプロ最短となる3回で降板。打線も2回の清田の一発以外ではチャンスは作るもあと一本が出ずにゼロ行進。相手の6本を上回る8本のヒットを放ったが、あえなく2連敗。東北楽天とは対照的に今季最多の借金14を背負った。