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山田4安打!東京ヤクルトが15安打12得点で大勝!

ヤクルト―広島  6回ヤクルト2死一、三塁、山田がこの試合4安打目となる左前適時打を放つ=神宮【写真提供:共同通信社】


 計15安打と打線が爆発した東京ヤクルトが、12対3で広島東洋を圧倒した。
 今季ここまでリーグ最低のチーム打率に苦しんでいた燕打線だったが、この日は広島東洋の先発・福井を序盤から捉え、2回にバレンティン、武内のヒットから相手のミスで1点を先制すると、3回に1点を奪った後の4回に藤井、山田の連続タイムリーで4点目。さらに6回にも山田、雄平の連続タイムリーで3点を追加すると、土壇場の9回にも3本のタイムリーを集めて一挙5点を奪った。

 特に目立ったのが山田の復調ぶり。1回にレフト前ヒット、3回にライト前ヒットをマークすると、4回の第3打席に続いて6回の第4打席でもチャンスでレフト前に弾き返し、この日2本目のタイムリーを放つと同時に今季自身初の4安打固め打ち。試合開始前の打率.220から一気に打率.246まで上昇させた。

 投げては、石川が5回1/3を6安打2失点。前回、前々回とともに5回持たずに7失点炎上していたベテランエースが、ようやく先発の役目を果たして今季3勝目。リリーフ陣も相手の反撃を1点に抑えて余裕の勝利を収めた。

 敗れた広島東洋は、先発の福井が6回10安打7失点(自責6)と崩れた後、高卒2年目の高橋が登板したが2回5安打5失点と乱調。打線は3回に田中がタイムリーを放つと、好調のエルドレッドが4回の今季8号ソロの後、8回にもタイムリーを放ったが、勝利には遠く及ばなかった。