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阪神が菅野攻略!秋山好投でセ・リーグ20勝一番乗り!

巨人―阪神  巨人に勝利し6連勝、タッチして喜ぶ福留(右端)ら阪神ナイン=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 首位・阪神が4対2で読売巨人に勝利し、セ・リーグの20勝一番乗りを果たした。
 先発は、読売巨人が今季4勝0敗、防御率1.36の菅野、阪神が同1勝2敗、防御率2.81の秋山。菅野は52年ぶりの4試合連続完封を目指したマウンドとなった。

 先制は阪神。1回、1死2塁で、3番・糸井がライトへタイムリーを放ち1点を奪い、菅野の記録達成を阻止。さらに2死1、3塁で6番・鳥谷がタイムリーを放ち、2点のリードを奪う。2回に読売巨人の5番・マギーのレフトポール直撃のソロで1点差に詰め寄られたが、直後の3回に4番・福留が、1死1塁の場面でライトスタンドへ2ランを放ち、点差を3点に広げた。

 阪神の秋山は、7回に読売巨人の7番・石川にソロホームランを打たれるが、この回をしっかりと投げ切り、7回6安打2失点と先発の役目を果たしリリーフ陣へバトンを託す。阪神は8回・マテオ、9回・ドリスの必勝リレーで2点のリードを守り切って6連勝。7年ぶりに読売巨人から白星を挙げた秋山は、ヒーローインタビューで「対菅野さんというより、自分ができることを必死にやっていこうと思いました」と胸を張る。金本監督も「期待に答えてくれた」と、相手エースに投げ勝った右腕を讃えた。

 読売巨人は、大記録を逃した菅野が序盤で4失点。4回以降は立ち直って8回4失点でまとめたが、打線がソロ2発のみの2点。試合のペースを掴めなかった。